複雑で固有性の高い印影ほど、第三者が同じ形を推測して作ることが難しくなる傾向があります。ただし、特定の書体を選ぶだけで偽造を防げるわけではありません。
Sirusiでは、書体の種類にかかわらず、デザイナーがお名前や会社名に合わせて文字を一つずつ書き起こし、一件ごとに異なる印影を設計しています。そのため、同じ名前・同じ書体で注文した場合も、過去に作成した印影を再利用することはありません。
さらに複雑性を重視する場合は、個人用印鑑では吉相体やディスク印グラフィー、バルーン印グラフィー、法人印鑑では吉相体やスター印グラフィー、サイファー印グラフィー、マンホール印グラフィーなどが選べます。
印影が写った書類や画像を第三者に取得された場合は、書体にかかわらず複製・悪用される可能性があります。実印や銀行印は必要な場面だけで使用し、印鑑本体や印影が写った書類を適切に管理することが重要です。
偽造を完全に防げる書体はない
特定の書体を選ぶだけで、印鑑の偽造を完全に防ぐことはできません。
複雑な線や独自の文字構成を持つ印影は、印影を見ずに同じ形を推測して作ることが難しくなる傾向があります。一方、印影が写った書類や画像を第三者に取得された場合は、その形をもとに複製される可能性があります。
書体の複雑性は偽造対策を考える要素の一つですが、それだけで安全性が保証されるものではありません。
Sirusiは一件ごとに異なる印影を設計する
Sirusiでは既製フォントを使用せず、お名前や会社名に合わせて、一文字ずつ印影を設計しています。
同じ名前・同じ書体で注文した場合も、過去に他のお客様へ作成した印影をそのまま再利用することはありません。文字数や画数、印面サイズ、文字同士のつながり、余白などを確認し、一件ごとに新しい印影を作成します。
この設計方法は複雑な書体だけに限りません。古印体や隷書体などの比較的読みやすい書体も、彫刻する名前に合わせて一文字ずつデザインするため、それぞれ異なる印影になります。
Sirusiの印影制作については、印鑑のデザイン工程でもご案内しています。
複雑性を重視する場合の書体
印影の複雑性や固有性を重視する場合は、文字同士や文字と枠をつないだ書体、線や余白を大きく変化させた書体が選びやすくなります。
個人用印鑑では、次の書体があります。
- 吉相体
- ディスク印グラフィー
- バルーン印グラフィー
法人印鑑では、次の書体があります。
- 吉相体
- スター印グラフィー
- サイファー印グラフィー
- マンホール印グラフィー
これらの書体は、複雑な線や独自性のある文字構成を作りやすい特長があります。ただし、書体名だけで安全性が決まるわけではなく、実際の彫刻内容や印影の設計によって複雑性は異なります。
印影が写った書類や画像も管理する
印鑑本体だけでなく、印影が写った書類や画像の管理も重要です。
契約書、申請書、届出書などに押された印影を撮影・複写されると、その画像が不正に利用される可能性があります。
実印や銀行印は必要な手続きに限って使用し、印影が写った書類を不用意に公開したり、不特定の相手へ画像として送信したりしないようにしてください。
電子データとして保存する場合も、閲覧できる人や保存場所を限定し、無断で持ち出されないよう管理する必要があります。
個人実印の管理方法
個人実印は、印鑑登録証や印鑑カードと別の場所で保管してください。
実印と印鑑登録証を一緒に取得されると、本人になりすまして印鑑証明書を取得されるリスクが高まります。
日常的な書類には認印を使用し、印鑑証明書の提出が必要な契約や手続きなど、実印が必要な場面に限って使用することをおすすめします。
銀行印の管理方法
銀行印は、通帳、キャッシュカード、口座番号などの口座情報と別に保管してください。
銀行印と口座に関する情報をまとめて取得されると、不正な手続きに利用される危険性が高まります。
複数の口座で同じ銀行印を兼用すると管理する本数を減らせますが、紛失や盗難が起きた際には複数口座へ影響します。利便性とリスクを考慮し、管理方法を決めてください。
法人実印・法人銀行印の管理方法
法人実印や法人銀行印は、施錠できる保管庫や金庫など、使用者を限定できる環境で管理してください。
法人実印を使用した場合は、次の内容を印鑑管理簿などへ記録する方法があります。
- 使用した日時
- 押印した書類
- 契約や手続きの相手
- 押印を申請した人
- 押印を承認した人
- 実際に押印した人
- 印鑑を保管場所から持ち出したか
押印権限を担当者へ委譲している場合は、一人だけで判断せず、複数人で相互確認できる運用にすると不正使用を防ぎやすくなります。
法人銀行印は通帳や口座情報と分け、出金や口座変更の権限を持つ人を社内規定で明確にしてください。
認印も用途を決めて管理する
認印は印鑑登録や金融機関への届出を行わない印鑑ですが、管理が不要になるわけではありません。
認印を契約書や申込書などへ押した場合も、本人や法人が内容を確認し、意思を示したものとして扱われることがあります。
日常的な確認書類に使用する認印と、契約や社外文書に使用する認印を分けるなど、押印する書類と使用者を決めて管理してください。
書体と管理方法の両方で対策する
偽造や不正使用への対策は、複雑な書体を選ぶだけでは完結しません。
- 一件ごとに設計された固有性の高い印影を選ぶ
- 実印・銀行印・認印を用途別に使い分ける
- 印鑑本体と登録証・通帳などを分けて保管する
- 印影が写った書類や画像を管理する
- 使用者と押印履歴を記録する
- 必要な場面以外では重要な印鑑を使用しない
書体と運用の両方を整えることが、印鑑の不正使用を防ぐために重要です。
この回答は役に立ちましたか?
0人がこの回答が役に立ったと言っています
ご回答ありがとうございました。





