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印グラフィーは、従来の「印鑑らしさ」にとらわれず、名前や会社名から「その人らしさ」「ブランドらしさ」を表現することを目的にしているためです。

篆書体や吉相体などの伝統的な字形を目指すのではなく、文字を直線、曲線、幾何学的な構成などで再設計します。そのため、一般的な印鑑とは異なるグラフィカルな印象になりますが、意味のある文字をもとに、彫刻の再現性や押印時の見え方も考慮して作成しています。

伝統的な印鑑とはデザインの出発点が異なります

一般的な印鑑は、篆書体や吉相体など、印章に用いられてきた字形や構成をもとに作られます。

印グラフィーは、伝統的な印鑑書体の見た目を再現することからではなく、彫刻する名前や会社名をどのような形で表現するかという考え方からデザインを始めます。

文字を直線的に構成する、円弧へ沿わせる、幾何学的な形へ展開するなど、選択したデザインのコンセプトに合わせて字形やレイアウトを設計するため、一般的な印鑑とは異なる印象になります。

文字を図形のように再構成しています

印グラフィーでは、文字を読むための情報として扱うだけでなく、印面を構成するデザイン要素として捉えます。

文字の線を伸ばす、つなげる、湾曲させる、幅や間隔を変えるといった方法を使い、名前全体を一つのグラフィックとして設計します。

ただし、文字と関係のない模様へ置き換えているわけではありません。元の文字が持つ字画や構造を確認し、意味のある文字をもとにデザインしています。

デザインごとに見え方と可読性が異なります

印グラフィーには、文字を比較的読み取りやすいデザインから、文字を図形や暗号のように見せるデザインまで、複数の選択肢があります。

例えば、直線を生かしたシンプルなデザイン、文字を円形に構成するデザイン、余白やゆがみを生かしたデザインなど、それぞれ異なるコンセプトとレギュレーションを持っています。

印鑑らしく見えるかどうかや、文字をどの程度読み取れるかは、選択するデザインと彫刻する文字の組み合わせによって変わります。

Sirusiの伝統書体も一文字ずつデザインしています

印グラフィーと伝統書体の違いは、「手作業で作るか」「既製フォントを使用するか」ではありません。

Sirusiでは、篆書体や吉相体などの印鑑書体も、お名前や会社名に合わせて一文字ずつデザインしています。

伝統書体は印章として受け継がれてきた字形や構成を基準に設計し、印グラフィーはデザインごとに定めた現代的なコンセプトとレギュレーションを基準に設計します。どの設計基準から文字を作るかが、見た目の違いにつながります。

印鑑として使えるように設計しています

印グラフィーは、見た目の個性だけを目的にした図案ではありません。印材へ彫刻し、朱肉を付けて押印する製品として、線の太さ、余白、外枠との接点、彫刻部分の強度などを考慮しています。

デザインによっては実印・銀行印・認印として使用できますが、対応用途はデザインごとに異なります。実印の登録可否は自治体、銀行印の届出可否は金融機関が最終的に判断します。

白い文字が印影として残る「ライト」など、実印登録に対応しないデザインもあるため、登録用途で作成する場合は各商品ページの対応用途をご確認ください。

好みに合わせてデザインの方向性を選べます

印グラフィーでは、個性を強く表現したいか、文字の読みやすさを残したいかによって、デザインの選び方が変わります。

製作前に仕上がりを確認したい場合は、デザイン校正確認サービスを利用できます。校正時に、デザイン性と可読性のどちらを重視するかを伝えることで、選択したレギュレーションの範囲内で調整します。

印鑑らしく見えないことは、印鑑としての役割を否定するものではありません。名前を示す実用品に、その人や会社の個性を加えることが、印グラフィーの考え方です。

更新日 2026年9月17日

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