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印グラフィーの原点は、現在のSirusi代表・盛が、大手印鑑通販会社に在籍していた2005年に、一級建築士のお客様と実印のデザインを作り上げた経験にあります。直線的な表現や、CAD図面のように文字をつなぐという発想を取り入れたことが、「文字そのものをデザインする印鑑」の始まりです。

完成した印鑑に対してお客様からいただいた「自分らしい」という言葉をきっかけに、盛は、より多くの方へ自分らしさを表現できる印鑑を届けたいと考えるようになりました。その構想をもとにSirusiを設立し、実用性のあるデザイン印鑑として発展させたものが、現在の印グラフィーです。

原点は2005年に担当した実印のデザインです

現在のSirusi代表・盛は、2005年当時、大手印鑑通販会社に在籍し、印鑑のデザインを担当していました。そのとき、一級建築士のお客様から受けた実印の依頼が、印グラフィーの原点となりました。

最初に一般的な篆書体による印影を提案したところ、お客様から「もっと直線的なイメージにしたい」という希望が寄せられました。

彫刻するお名前が直線的な構造を持つ漢字だったことから、円形の印面を4分割し、線の強弱を抑えた構成で再提案しました。さらに、「CADの図面のように文字同士をつなげてほしい」という建築士ならではのアイデアを受け、調整を重ねながらチタン製の実印へ仕上げました。

この実印はSirusiが受注・製作した商品ではありませんが、後に印グラフィーへつながる発想が生まれた最初の制作経験です。

「自分らしい」という言葉が構想につながりました

完成した印鑑に対して、お客様から「とても自分らしい印鑑ができた」という評価をいただきました。

この「自分らしい」という言葉が盛の心に強く残り、名前を示すためだけではなく、その人らしさを表現できる印鑑を、より多くの方へ届けたいという構想につながりました。

当時は、万人に受け入れられる印鑑らしい印影や、大量生産を前提とした製作効率が重視されていました。一件ずつ異なる文字を個別に設計する印鑑は、制作が属人化しやすく、製品として展開することが難しい状況でした。

2018年にSirusiを設立して商品化しました

最初の実印を製作してから10年以上が経過する間に、盛は印鑑製作の現場を離れ、商品開発やマーケティングなどの業務に携わりました。しかし、自分らしさを表現できる印鑑への構想が消えることはありませんでした。

その後、タイポグラフィーを取り入れた印鑑への関心が広がり始めたことを受け、個性的な印鑑を求める方へ新しい選択肢を届けるため、盛は独立を決意しました。

2018年に株式会社Sirusiを設立し、文字そのものを一文字ずつ設計する「印グラフィー」を商品化しました。

自分らしさと実用性の両立を検証しました

印グラフィーを商品化するうえで、盛が重視したのは、個性的なデザインだけでなく、印鑑として使用できる実用性でした。

50万本以上の印鑑をデザインしてきた経験をもとに、印鑑登録で求められる文字の解釈や印影の構造を考慮して設計しました。さらに、複数の自治体への相談やモニターによる検証を行い、登録印として使用できるデザインを確立しています。

ただし、実印として登録できるかどうかは自治体の条例や窓口の判断によって異なります。印グラフィーの種類によって対応用途も異なるため、実印として作成する場合は各商品ページの案内をご確認ください。

お客様の声をもとに表現の幅を広げています

当初の印グラフィーは、2種類のデザインから始まりました。

その後、「こんな印鑑がほしい」「このような雰囲気を表現したい」という声を受けながら、それぞれ異なるコンセプトとレギュレーションを持つデザインを増やしてきました。

最初のお客様が感じた「自分らしさ」を、より多くの方が自分の感覚に合わせて選べるようにすることが、印グラフィーの開発を現在も続けている理由です。

更新日 2026年9月17日

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