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パティナブラス印鑑は、押印後に印面の朱肉を取り除き、本体に付いた汗や水分を乾いた柔らかい布で拭いてから保管してください。湿気の少ない場所で保管し、購入時の風合いを残したい場合は、研磨剤やクエン酸を使わないでください。

パティナブラスはエイジング処理を施した真鍮のため、適切に手入れしていても、使用や保管環境によって色味・質感が変化します。

押印後は朱肉と水分を取り除く

押印後は、ティッシュなどの柔らかい紙や布を平らな場所に置き、印面を軽く押し当てて余分な朱肉を取り除いてください。その後、印面の縁を傷つけないように、乾いた柔らかい布で優しく拭きます。

印面の細かな部分に朱肉が残る場合は、毛先の柔らかいブラシで優しく取り除いてください。硬い物でこすったり、彫刻部分を無理に削ったりしないでください。

本体に汗や水分、朱肉が付いた場合も、付着したままにせず乾いた柔らかい布で拭き取ります。

湿気の少ない場所で保管する

手入れを終えた印鑑は、印鑑ケースなどに収納し、湿気の少ない場所で保管してください。直射日光や高温多湿を避け、温度・湿度が安定した室内で保管することをおすすめします。

水分や汗が付着したまま保管すると、くすみや変色が進みやすくなります。保管前には印面だけでなく、本体が乾いていることも確認してください。

くすみが気になる場合

まずは乾いた柔らかい布で、本体の表面を優しく拭いてください。研磨剤入りのクロスや金属磨きは、表面を磨くことでエイジング処理による色味や風合いを変える可能性があります。

クエン酸を使うと表面が明るくなる場合がありますが、同時に現在の色味や質感が変わる可能性があります。現在の風合いを残したい場合は使用せず、乾いた布での手入れにとどめてください。クエン酸を使用した場合は、水分を十分に拭き取り、完全に乾燥させてから保管してください。

緑青(ろくしょう)が生じた場合

緑青は、銅や真鍮の表面に生じる青緑色のさびの一種です。パティナブラスでも、湿気などの環境によって生じる場合があります。

緑青はかつて猛毒と誤解されていましたが、そのような強い毒性があるという考えは、後の研究で否定されています。緑青が生じたことだけで、印鑑を触ると危険だと考える必要はありません。

ただし、緑青が生じた印面を硬い物で削ったり、本体を強く磨いたりすると、彫刻部分やエイジング処理による風合いを損なうおそれがあります。日頃から水分や汗を拭き取り、湿気を避けて保管することが大切です。

経年変化を前提に使う

日常の手入れは、朱肉や水分を残さず、印鑑を良い状態で使うためのものです。パティナブラスの色味や質感を購入時のまま固定するものではありません。素材の変化を楽しみながら使ってください。

更新日 2026年9月17日

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