役員印

役員印とは?取締役・専務・常務・会長・監査役の印鑑

役員印とは、会社名と役員の役職名(会長・副社長・専務取締役・常務取締役・取締役・監査役など)を彫刻した印鑑です。役職印の一種で、社内の承認や、権限を任された範囲での契約などに使います。

※このページでは、株式会社の役員印を中心に解説します。

役員印とは

役職印 | めじるし | 篆書体

役員印は、会社の役員が、その役職の立場で押す印鑑です。個人の名前ではなく、役職名を彫刻するため、役員が交代しても同じ役職の印鑑として使えます。

役職名は任意の文字で作成できるため、会社の役職名に合わせて作れます。

印鑑の例彫刻する内容
会長印会社名+「会長之印」など
専務取締役印会社名+「専務取締役之印」など
常務取締役印会社名+「常務取締役之印」など
取締役印会社名+「取締役之印」など
監査役印会社名+「監査役之印」など

株式会社の役員とは?会社法上の役員と、会社が決める肩書

会社法上の役員

株式会社で、会社法上の役員と定められているのは、取締役・会計参与・監査役の3つです。。「専務」「常務」「執行役員」などは、会社法上の役員には含まれません。

会社が決める肩書

社長・会長・副社長・専務・常務などは、法律で決められた役職ではなく、会社が定める呼び方です。意味や権限は、各社の規程によって異なります。実際には、これらの肩書を持つ人の多くが、取締役を兼ねています。

肩書一般的な位置づけ
会長一般に、社長よりも上の役職。会社法で定められた役員ではない
副社長社長を補佐するポジション
専務取締役社長や副社長を補佐するポジション
常務取締役社長を補佐しながら、現場の日常業務も担当するポジション
取締役会社の意思決定と業務執行を担う、会社法上の役員
監査役取締役の業務執行や会計を監査する、会社法上の役員

役割は、会社によって異なります。

役員印を使う場面

役員印は、稟議書や決裁書の承認欄に押印し、役員が内容を承認したことを示すために使います。また、事業責任者に契約権限が委任され、相手方の了承も得られている場合は、役職印を契約に使用できます。

詳しくは、「社内書類に使う印鑑は?法人印の種類と使い分け」「取引基本契約に使う法人印鑑」をご覧ください。

新入社員のイメージ

会社実印・角印との違い

会社実印角印(社印)役員印
めじるし | 法人印 | 篆書体めじるし | 法人角印 | 篆書体役職印 | めじるし | 篆書体
例:株式会社めじるし / 代表取締役印例:株式会社めじるし之印例:株式会社めじるし / 専務取締役印
法務局に登録する代表者印。印鑑証明書が必要な契約には、役員印ではなく、会社実印を使います。請求書や領収書など、日常的な書類に使う会社の認印。会社名のみの印鑑です。役員の立場で、権限の範囲内で使う印鑑。会社名と役員の役職名を彫刻します。

注意:株式会社で代表権があるのは代表取締役

役員印を使うときに注意したいのが、代表権の有無です。会社を代表して契約を結ぶ権限があるのは、代表取締役です。取締役会がなく、代表取締役を定めていない会社では、取締役が会社を代表します。

代表取締役を定めている会社では、会長・副社長・専務取締役・常務取締役の肩書があっても、代表取締役でなければ、代表権はありません。代表権の有無は、役職名ではなく、登記で確認できます。

また、会社が代表権のない取締役に、代表権があると誤解される肩書(社長・副社長・専務取締役・常務取締役など)を与えている場合、事情を知らずに取引した相手方に対して、会社が責任を負うことがあります。

契約相手から、代表者の印鑑や印鑑証明書を求められた場合は、会社実印(代表者印)を使います。

株式会社以外の法人の場合

代表者や役員の肩書は、法人形態によって異なります。

法人形態代表者の肩書
合同会社代表社員
一般社団法人・一般財団法人(公益法人を含む)代表理事(定款で理事長・会長などと呼ぶ法人もあります)。ほかに理事・監事
NPO法人・医療法人・学校法人・社会福祉法人理事長(NPO法人は、定款で代表と定めた場合)。ほかに理事・監事

役員印を作るときのポイント

役員印の彫刻内容・レイアウト

社長印 レイアウト-回文

役職印は、「法人形態を含めた屋号」と「役職名」を彫刻します。外周に会社名、中心に役職名を入れるのが基本です。役職名の末尾には、「之印」や「印」の文字が追加されます。

会社名や屋号が短く、外周を囲めるほどの文字数がない場合は、外周と内側に分けないレイアウトで作成することもあります。レイアウトや彫刻の向きの希望は、注文時にカート内の備考欄からお伝えください。

役員印の書体・デザイン見本

書体は、伝統的な篆書体、吉相体、モダンでグラフィカルな印グラフィーシリーズから選べます。

■例. 株式会社めじるし / 専務取締役印

株式会社めじるし 役職印 篆書体 篆書体
株式会社めじるし 役職印 吉相体 吉相体
株式会社めじるし 役職印 バルーン バルーン
株式会社めじるし 役職印 ライン ライン
株式会社めじるし 役職印 サンライズ サンライズ

■例. モカル / CFO之印

モカル 役職印 篆書体 篆書体
モカル 役職印 吉相体 吉相体
モカル 役職印 バルーン バルーン
モカル 役職印 ライン ライン
モカル 役職印 サンライズ サンライズ

役員印のサイズ

役職印は、自社の取り決めに沿ってサイズを決めます。一般的には、代表者印より小さめのサイズで作成します。

直径サイズ 16.5mm 直径サイズ 18.0mm
代表印より小さい推奨サイズ 一般的な代表印サイズ

デジタル印鑑・電子印

稟議書をPDFなどで回す場合は、役職印と同じ印影のデジタル印鑑を、オプション(+550円)で作成できます。

ただし、本人が押した文書としての正当性を保証するには、電子証明書でデジタル署名した印影(+文書データ)である必要があります。

役員印の管理の注意点

一般的に、社判を管理・使用する権限は、管理職が持つことが多いとされています。権限者が委任すれば、ほかの社員が押すこともできますが、押印の責任は、押した人ではなく、権限者が持ちます。

役員印を他の人が押してよいかどうか、どこに保管するかは、社内で決めておくと安心です。

よくある質問

役員印とは何ですか?

会社名と、会長・専務取締役・常務取締役・取締役・監査役などの役職名を彫刻した印鑑です。社内の承認や、権限を任された範囲内での契約に使います。

役員印は実印ですか?

いいえ。実印は、法務局に登録する会社実印(代表者印)です。印鑑証明書が必要な契約には、会社実印を使います。

専務取締役印・常務取締役印で、契約を結べますか?

会社を代表する権限があるのは、代表取締役です(取締役会がなく、代表取締役を定めていない会社では、取締役)。代表権のない役員が契約を結ぶ場合は、権限を任されていて、相手方の了承を得ていることが前提です。印鑑証明書が必要な契約には、会社実印を使います。

会長印・副社長印・監査役印・取締役印・執行役員の印鑑も作れますか?

はい。役職名は任意の文字で作成可能です。

役員印は会社が用意するものですか?

会社が用意している場合も多くあります。自分で作ってよいかは、社内の取り決めを確認すると確実です。ご自身で印鑑を決められる立場の方は、デザインにこだわって作成することもできます。

合同会社や、一般社団法人・医療法人の役員印も作れますか?

役職名は任意の文字で作成できるため、作成できます。代表者や役員の肩書は、法人形態によって異なります。合同会社の代表者は代表社員、一般社団法人・一般財団法人は代表理事、NPO法人・医療法人・学校法人・社会福祉法人は理事長(NPO法人は、定款で代表と定めた場合)です。
詳しくは、「代表社員印とは」、[理事長印とは]をご覧ください。

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