シーリングスタンプにワックスが付着した場合は、最初に新しく溶かしたワックスへ押し、付着しているワックスを新しいワックスと一緒に剥がす方法をお試しください。
取り除けない場合は、スタンプヘッドをハンドルから外し、お湯で温めてワックスを柔らかくするか、粘着質になっている場合は冷蔵庫や冷凍庫で数分冷やしてから取り除きます。柔らかくなったワックスには、つまようじや柔らかいブラシを使用できますが、繊細な刻印部分を傷付けないよう慎重に作業してください。
カッターや金属製のヘラなど、鋭利な道具で強く削らないでください。また、真鍮は熱伝導率が高いため、キャンドルやライターなどの火で直接あぶる方法は、やけどやけがを防ぐため避けてください。
最初に新しいワックスへ押す
印面へ残ったワックスが少量の場合は、新しく溶かしたシーリングワックスへ通常どおりスタンプを押します。
新しいワックスの熱によって印面に付着していたワックスが柔らかくなり、完成したシーリングワックスと一緒に剥がれる場合があります。
ワックスが十分に冷えて固まってから、スタンプヘッドを真上へゆっくり持ち上げてください。
取れない場合はお湯で温める
新しいワックスへ押しても取り除けない場合は、スタンプヘッドをハンドルから外し、熱めのお湯へ数秒から数十秒浸します。
付着したワックスが少し柔らかくなったら、お湯から取り出し、刻印部分へ強い力を加えずに取り除いてください。一度で取れない場合は無理に引っ張らず、再びお湯で温めながら少しずつ進めます。
お湯で温めた真鍮製のスタンプヘッドは、見た目以上に熱くなる場合があります。やけどに注意し、十分に温度が下がってから触れてください。
粘着質になったワックスは冷やす
ワックスが柔らかく粘着質になり、印面へ食い付いている場合は、冷蔵庫や冷凍庫へ数分入れて冷やす方法があります。
ワックスが冷えて硬くなると収縮し、印面から外れやすくなる場合があります。冷やした後も強くこじらず、外れる部分から慎重に取り除いてください。
冷蔵庫や冷凍庫から取り出したスタンプヘッドには結露が生じることがあります。作業後は水気を完全に取り除き、十分に乾燥させてください。
必要な場合はつまようじや柔らかいブラシを使う
お湯で柔らかくしたワックスは、つまようじや歯ブラシなどの柔らかいブラシを使って取り除くことができます。
ただし、道具を使用するのは、ワックスを十分に柔らかくしてからです。つまようじを刻印部分へ強く押し込んだり、彫刻へ引っ掛けて持ち上げたりしないでください。
シーリングスタンプには細く繊細な刻印部分があります。柔らかい道具でも力を加えすぎると、刻印部分が欠けたり曲がったりする可能性があります。
鋭利な道具や金属製の道具は使用しない
次のような道具で、固まったワックスを削ったり、強くこじったりしないでください。
- カッター
- 針
- 金属製のヘラ
- 金属製ブラシ
- 先端が鋭い工具
印面を傷付けるだけでなく、細かな刻印部分を破損する原因になります。
固着したワックスを強くこすったり、削るように取り除こうとしたりすると、摩擦によってワックスが柔らかくなり、印面へ焼き付くように食い付いて、さらに取れにくくなることがあります。
火で直接あぶらない
付着したワックスを溶かすために、スタンプヘッドをキャンドル、ライター、ガスコンロなどの火で直接あぶらないでください。
スタンプヘッドに使用している真鍮は熱伝導率が高く、火へ当てた部分だけでなく、ヘッド全体や接続部分も急速に熱くなります。やけどやけがの原因となるため、お湯でゆっくり温める方法をお試しください。
汚れが残る場合は中性洗剤で洗浄する
ワックスを取り除いた後も印面に汚れが残る場合は、薄めた中性洗剤へスタンプヘッドを約10分間浸します。
その後、40℃以下のぬるま湯で洗剤を十分に洗い流してください。ハンドルは一緒に浸さず、取り外したスタンプヘッドだけを洗浄します。
洗浄後は、印面、刻印部分、ねじ穴などの接続部分に水分が残らないよう、完全に水気を取り除きます。十分に乾燥したことを確認してから、ハンドルへ取り付けてください。
セパレートスタンプには離型剤を使用する
セパレートスタンプを作る場合など、完成したシーリングワックスをスタンプヘッドからきれいに離したいときは、押す前に離型剤を使用することをおすすめします。
離型剤を使用すると、シーリングワックスが刻印部分へ食い付きにくくなり、スタンプヘッドから外しやすくなります。細かな線や彫刻の深いデザインを使用するときにも、ワックスの付着予防として有効です。
グルーワックスが付着した場合
グルーワックススティックを使用した場合も、基本的な除去方法は同じです。
新しく溶かしたワックスへ押して一緒に剥がすか、お湯で温めて柔らかくする方法、冷蔵庫や冷凍庫で冷やして硬くする方法を、ワックスの状態に合わせてお試しください。
グルーワックスが細かな刻印部分へ入り込むと、除去する際に彫刻部分へ負担がかかる可能性があります。無理に引っ張ったり、鋭利な道具でかき出したりしないでください。除去作業によって刻印部分が破損する可能性があるため、お客様ご自身の責任で慎重に作業してください。
お手入れ後は完全に乾燥させる
お湯や中性洗剤を使用した後は、水分が残ったままハンドルへ取り付けたり、袋や箱へ収納したりしないでください。
特に、印面の溝やスタンプヘッドのねじ穴には水分が残りやすいため、完全に乾燥させてから使用・保管します。
普段の使用方法や定期的な清掃については、シーリングスタンプの使い方とメンテナンスをご確認ください。
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