篆書体の印鑑見本や、篆書体の特徴について解説しています。
篆書体:個人印鑑のデザイン
フルネームの篆書体 見本



















苗字の篆書体 見本








名前の篆書体 見本
















篆書体:法人印鑑のデザイン
代表者印(会社実印・会社認印)の篆書体 見本







角印の篆書体 見本







会社銀行印の篆書体 見本







役職印の篆書体 見本







肩書印・職印の篆書体 見本

左右:中田 正子

左右:江藤 新平

左右:片山 虎之助

左右:一松 定吉

左右:中川 一郎

左右:松方 正義

左右:木戸 幸一

中田正子 之印

江藤新平 之印

片山虎之助 之印

一松定吉

中川一郎 之印

松方正義 之印

木戸幸一 之印
篆書体(てんしょたい)とは
篆書体の特徴

- 文字の字画が四角になるように構成されているため、すっきりと整った印象を与えます。
- 可読性が低く、偽造されにくい書体のひとつです。
- 上下左右のバランスが整っているためカチっとした雰囲気でありながら、曲線を主体とした文字もあり、独特の趣があります。
- 古代文字のため、字によっては判読が難しく、印鑑作成においては現代なりの解釈が含まれています。
篆書体の歴史
篆書体は、中国の周の時代に使用された「金文体」が起源の書体です。「小篆」や「印篆」などの書体をまとめて「篆書体」といいます。
「小篆」は紀元前に中国を統一した秦の始皇帝によって制定されました。小篆は、西周の宣王の時代に、天文学や歴史を担った役人が定めた「大篆」がもとになっています。
「印篆」は前漢時代に篆刻家が小篆をもとにして独自に作ったもので、官・私印に使われました。
秦の時代に文字が統一されたものの、篆書体は役人が現場で事務処理を行っていくには、非常に書きづらかったので、自然と形が崩れ始めました。そうしてできたのが隷書体です。
小篆が公式書体であった時期は短かったものの、書道や古印の収蔵の趣味の発達によって唐や宋の時代には再ブームが起こりました。また、篆書を用いてはんこを彫る「篆刻」という書道の一ジャンルができました。
身近に使われている篆書体
- 日本円札の表側には印篆で“総裁之印”、裏には小篆で“發券局長”という印鑑が押されています。
- パスポートの表紙「日本国旅券」の文字が篆書体です。
篆書体の印鑑を作るならSirusiで。
Sirusiはデザイン性のあるモダンな印鑑が売りの印鑑専門店ですが、伝統的な書体である「篆書体」も得意としています。
モダンなデザインを追求するためには、印鑑書体の基礎となる「篆書体」の理解が必須となります。逆に言えば、篆書体に対する深い知識がなければ、デザイン印鑑に応用することはできません。(デザイン印鑑はただ見た目をおしゃれにつくるのではなく、文字の解釈性が求められる高度な分野です。)
Sirusiのオリジナル書体「印グラフィー」は篆書体への専門知識を体得し、長年の印鑑作成経験を持つスタッフ陣によって開発されました。また、伝統的な書体の印鑑も、デザインセンスを持つSirusiだからこそ、より厳しい目線でデザイン性に優れた印鑑に仕上げることができます。篆書体のデザインにこだわるなら、Sirusiにおまかせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。