印影は、書類を通して会社の姿勢を伝える要素のひとつです。
契約書や請求書、各種申請書類など、法人印鑑が押された書類は、受け取る側に少なからず印象を残します。
本記事では、法人印鑑ならではの特性を踏まえながら、印影を整えるための考え方と、きれいに押すためのポイントをご紹介します。
朱肉の品質は、印影の安定性に関わります
きれいな捺印をするうえで、重要な要素のひとつが朱肉の品質です。
押し方や印鑑本体の素材・仕上げも捺印のしやすさに影響しますが、朱肉の状態によって印影の仕上がりは大きく左右されます。
朱肉は、製品によって油分や水分量のバランスが異なります。
このバランスが印鑑に合っていない場合、にじみやすくなったり、印影が安定しにくくなることがあります。
特に、簡易的な朱肉や印鑑ケースに付属している朱肉は、成分の性質や朱肉を均一につけにくい点から、きれいな印影を出すのが難しい場合があります。
また、盤面がフラットなスポンジ状の朱肉は、水分や油分が多く、朱肉が付きすぎたり、にじみが生じやすい傾向があります。

印影の仕上がりが気になる場合は、朱肉の品質を見直してみるのことが重要です。
Sirusiでは、印影の安定性を考慮し、きれいに押しやすい朱肉を基準に取り扱っています。
法人印鑑には「盤面の大きい朱肉」を選ぶ
次に見直したいのが、朱肉のサイズです。
角印や直径18mm以上の法人印を、印鑑ケースに付属している朱肉や、盤面の小さいコンパクトな朱肉で使用しているケースも少なくありません。
しかし、このサイズの朱肉では、
・印面全体を一度でカバーできない
・朱肉の付きにムラが出やすい
という問題が起こりがちです。
法人印鑑には、40号(直径40mm)以上の盤面に余裕のある朱肉がおすすめです。
印面全体に均一に朱肉がつき、押しやすさが格段に変わります。

法人印鑑をきれいに押すためのポイント
法人印鑑(代表者印・銀行印・角印)は、個人印と比べて 直径が大きく、印面の面積も大きいのが特徴です。
大きな印鑑は、「中央に力が伝わりにくい」「朱肉が均一につきにくい」といった理由から、かすれ・ムラが起きやすくなります。
これは印鑑の特性によるもので、珍しいことではありません。法人印鑑には、サイズに合った押し方や環境を整えることが大切です。
朱肉を均等につける
朱肉は、一度だけでは印面全体に均等につきません。
数回ポンポンと軽く押し当て、朱肉をなじませるのがポイントです。
印鑑ケースの朱肉を使う場合は、布張りのメッシュ地が見えなくなる程度につけるのがコツです。

押し方の基本は「の」の字
法人印鑑、とくに角印などの大きな印鑑は、
中央部分がややかすれやすい傾向があります。
その場合は、
「の」の字を描くように、円を意識して押すことで、
印面全体に力が行き渡りやすくなります。
また捺印マットを併用すると、力が分散され、より安定した印影になりやすくなります。捺印マットは100円ショップのものでも十分効果があります。
印鑑ケースの朱肉を使う場合の注意点
外出先などで、やむをえず印鑑ケース付属の朱肉を使う場面もあります。
その際は、
・朱肉を一度だけでなく、数回軽くつける
・印面全体に朱肉が行き渡っているか確認する
といった点を意識すると、かすれにくくなります。
簡易的な印鑑ケースに付属している朱肉は、印影が安定しにくいことがあります。
出先での捺印に備えて、卓上朱肉を用意しておくと安心です。
Sirusiの印鑑ケースには、携帯用でありながら印影が安定しやすいよう、品質に配慮した日光印の朱肉を採用しています。
それでもきれいに押せない場合は…
印影の仕上がりに悩んだときは、まずは朱肉や捺印環境を見直すことから始めてみてください。
朱肉や押し方を見直しても改善しない場合、印鑑そのものの作りに原因がある可能性も考えられます。
たとえば、
・水平出しが不十分
・印面の仕上げが粗い
・素材の経年劣化
こうした印鑑は、どうしてもきれいに押せません。その場合は、彫り直しや作り直しを検討することも一つの選択肢です。
創業時に急いで用意した印鑑や、長年使い続けてきた印鑑は、「会社の顔」として今のフェーズに合っていないこともあります。
もし押し心地や印影、デザインに違和感を感じているなら、法人印鑑を一度見直してみることも、ひとつの選択肢です。














