真鍮は、銅と亜鉛を主成分とする金属素材。落ち着きと深みのある風合いが特長の印材です。
パティナブラスは、真鍮にエイジング処理を施し、使い込まれたような表情に仕上げています。時間の経過や使用環境によって色味や質感が少しずつ変化し、真鍮ならではの経年変化を楽しめます。
また、真鍮は加工性に優れているため、細部まで精密な彫刻が可能。金属ならではの重厚感と、鮮明な印影を兼ね備えた印材です。
パティナブラスの特徴
時間とともに表情が変化する、真鍮の風合い
銅と亜鉛を主成分とする真鍮に、エイジング処理を施して仕上げています。加工後の真鍮をあえて酸化させることで、落ち着きのある色味と陰影を持たせています。新品の状態から独特の表情があり、使用や保管環境によって、色味や質感が少しずつ変化していきます。こうした経年変化も、真鍮ならではの魅力のひとつです。
一方で、水分や湿気、汗などの影響によって、くすみや変色が進んだり、環境によっては緑青などが生じたりする場合があります。ご購入時の状態をそのまま保つのではなく、時間とともに変化する素材の表情を楽しみたい方におすすめの印材です。
精密な彫刻と鮮明な印影を実現する素材特性
真鍮は加工性に優れた素材で、細部まで精密な彫刻が可能です。繊細なデザインや細かな文字も再現しやすく、くっきりとした印影を表現できます。
また、金属ならではの適度な重量感があり、捺印時にも確かな存在感を感じられます。
パティナブラスはこんな方におすすめ
経年変化による風合いの変化を楽しみたい人や、真鍮アクセサリーのように素材を育てながら使いたい人におすすめの印材です。金属ならではの重厚感や存在感を求める方や、精密で美しい印影を重視する用途にも適しています。
こんな方にはおすすめできない場合があります
パティナブラスは、使用や保管環境によって色味や質感が変化する素材です。そのため、購入時の色や風合いをできるだけ長く保ちたい方や、お手入れをせずに状態を維持したい方には、あまりおすすめできません。
パティナブラスの基本情報
- 印材グループ:人工マテリアル
- 原材:真鍮(H59黄銅)
- 産地 / 製造地:中国(河北省)加工製造
パティナブラスの素材について
本製品には、銅と亜鉛を主成分とする真鍮の一種である「H59黄銅」を使用しています。H59黄銅は、銅約57~60%、亜鉛約40~43%を主成分とする合金で、鉄やアルミニウムなどを微量に含みます。
加工性に優れており、機械部品や精密機器、配管部品など、寸法精度や加工性が求められる用途にも使用されています。印材においてもこうした特性を活かし、細部まで再現性の高い彫刻が可能です。
また、真鍮は空気や水分などの影響によって表面が酸化し、時間の経過とともに色味や質感が変化する素材です。水分や湿気、汗などの影響を受けることで、くすみや変色が進んだり、環境によっては緑青などが生じたりする場合があります。
これらは真鍮の素材特性によるものであり、パティナブラスではこうした経年変化も含めて素材の表情としてお楽しみいただけます。
印面イメージ
パティナブラスは、印面の仕上げおよび水平出しを行ったうえで、化粧(朱色などの墨打ち)は施さずにお届けします。
印面はレーザー彫刻により加工されており、その際に生じる自然な発色によって黒く仕上がります。
あえて着色を行わず、素材本来の表情とコントラストを活かした、シンプルな仕上がりとしています。

印鑑の形状・サイズ比較
パティナブラスは、丸印のラインナップをご用意しています。
用途に応じて適したサイズをお選びいただけますが、選択可能なサイズは商品ごとに異なります。

アタリイメージ
パティナの丸印には、印鑑の上下を判別するためのアタリを付けることができます。
アタリは「刻印」と「アタリストーン」から選択でき、それぞれ有無を自由にお選びいただけます。
ポイントスコア・他の印材との比較
| パティナブラス | 平均スコア 2.8pt |
|---|---|
| 平均スコア 3pt |
- 押し心地
評価が高いほど、朱肉が均一にのりやすく、印影が鮮明に仕上がります。 - 長持ち
評価が高いほど、長期間使用しても状態を保ちやすい印材です。(本評価は定期的なメンテナンスを前提としています。) - 頑丈さ
評価が高いほど耐久性に優れ、破損しにくい印材です。(ただし、強度が高い場合でも、落下時に印面の縁から衝撃を受けると破損する可能性はあります。) - 希少性
評価が高いほど流通量が少なく、入手できる機会が限られます。 - お手頃価格
評価が高いほど、比較的低コストで購入しやすい印材です。
使用上の注意
パティナブラスは、真鍮本来の性質とエイジング処理による風合いを楽しむ印材です。使用や保管環境によって、表面の色味や質感が徐々に変化します。
水分や汗、湿気などが付着したままになると、変色やくすみが進みやすくなります。使用後は柔らかく乾いた布などで水分や汚れを拭き取り、湿気の少ない場所で保管してください。
真鍮は銅を含むため、環境によっては表面に緑青などが生じる場合があります。これは真鍮の素材特性によるもので、経年変化の一部として現れることがあります。
購入時と同じ色や風合いを保つことを目的とした印材ではありません。色味や質感の変化も含めて、真鍮ならではの経年変化をお楽しみください。
保管方法
使用後は印鑑ケースなどに収納し、湿気の少ない場所で保管してください。水分や汗などが付着した場合は、そのまま保管せず、柔らかく乾いた布で拭き取ってから収納してください。
直射日光や高温多湿の場所は避け、温度や湿度が安定した室内で保管することをおすすめします。
パティナブラス印鑑のメンテナンス方法
捺印後のお手入れ
捺印後は、ティッシュなどの柔らかい紙や布を平らな場所に置き、印面を軽く押し当てるようにして朱肉を取り除いてください。その後、印面の縁を傷つけないよう注意しながら、柔らかく乾いた布などで優しく拭き取ってください。
本体に朱肉や水分が付着した場合も、乾いた柔らかい布で拭き取ってください。
汚れやくすみが気になる場合
印面に朱肉が残っている場合は、柔らかい紙や布を印面に軽く押し当てるようにして、朱肉を取り除いてください。細かな部分に汚れが残っている場合は、毛先の柔らかいブラシなどで優しく取り除いてください。
本体表面の汚れや軽いくすみが気になる場合は、まず柔らかく乾いた布で優しく拭き取ってください。それでもくすみが気になる場合は、クエン酸を使用することで表面が明るくなる場合があります。
ただし、パティナブラスはエイジング処理による風合いを活かした仕上げのため、クエン酸を使用すると表面の色味や質感が変化する可能性があります。
クエン酸を使用した場合は、水分が残らないよう十分に拭き取り、しっかりと乾燥させてください。
※現在の風合いを保ちたい場合は、クエン酸などを使用せず、柔らかく乾いた布で優しく拭く程度のお手入れをおすすめします。
研磨剤・金属磨きについて
パティナブラスは、エイジング処理による表面の風合いを活かした仕上げです。研磨剤入りのクロスや金属磨きなどを使用すると、表面の色味やエイジングによる風合いが変化する場合があります。
現在の風合いをそのまま楽しみたい場合は、研磨せず、柔らかい布で優しく拭く程度のお手入れをおすすめします。
パティナブラス印鑑の保証について
本印材を使用した印鑑には、原則として10年保証が付属します。
ただし、印鑑は使用に伴い劣化や破損が生じる可能性がある道具です。本保証はそうした使用上のリスクに対応するものであり、詳細は各商品および「印鑑の保証について」をご確認ください。

















































