ハンコの使い方とメンテナンス

ハンコの使い方とメンテナンス

最初に

印鑑をデザインするSirusiのハンコをご利用いただき、誠にありがとうございます。
ハンコを長くご利用できるよう、出来る限りの技術で丁寧に作りました。末永くご愛用いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

※本ページは、印鑑をデザインするSirusi製のハンコの取扱説明となります。

安全上のご注意

乳幼児の手の届くところに置かないでください。ハンコは直径1cm~2cm、長さは約6cmサイズと子供の手には持ちやすく、印面には朱肉など特殊な液体が付着しています。口に入れたり、飲み込むと大変危険です。

使用上のご注意

  • ハンコ用の朱肉以外使用しないでください。朱肉以外のインクを使用すると、ハンコを劣化させ、正常な押印ができなくなります。
  • 強い衝撃を与えないでください。落下や衝撃により文字や枠が破損する可能性があります。
  • アルコール、ベンジン、シンナーなど有機溶剤で手入れしないでください。ハンコを劣化させ、正常な押印ができなくなります。
  • 木製ハンコの場合、水で濡らしたりしないでください。ハンコを劣化させ、正常な押印ができなくなります。
  • 印面に固い物を当てたりしないでください。文字や枠が破損する可能性があります。
  • 押印後すぐに余分な朱肉をふき取ってください。朱肉残りを放置すると、ハンコを劣化させ、正常な押印ができなくなります。
  • 本来の用途以外に使用しないでください。

ハンコ各部の名称

(A)印影/印鑑
押した跡を「印影」といいます。役所に登録した印影を「印鑑」といいますが、誤用から定着して、印鑑も印影も同じ意味で使われます。

(B)ハンコ/印章
印鑑を押す道具を「ハンコ」、「印章」といいます。

(1)持ち手
ハンコの持ち手部分です。ハンコの素材によって手触りや重さが異なります。

(2)印面
名前など印鑑のデザインが彫刻されています。

(3)天
ハンコの頭頂部を天といいます。

(4)アタリ
印鑑の上下が分かるようにするための目印です。

(5)彫刻文字
文字や図形などデザイン部分を彫刻文字といいます。

(6)枠
印面の外周円を枠、または縁(ふち)といいます。印鑑登録には枠が必須となります。

準備する

押すために必要な道具

朱肉
必ずハンコ用の朱肉を用意してください。ゴム印などのスタンプ用インクは印面を破損させますのでご注意ください。パッド部分がスポンジ製の朱肉は水っぽく余分な油性顔料をハンコに残してしまうので、布製パッドの朱肉がおすすめです。

捺印マット
専用の物が好ましいですが、無ければ不要なチラシやコピー用紙を四つ折りにすることで代用可能です。柔らかすぎるとハンコの枠に負荷をかける場合があるので、適度な硬さの物をお選びください。

ふき取り紙
押印後に余分な朱肉をふき取る為の紙をご用意ください。朱肉の詰まっていないハンコですとティッシュでも代用可能です。朱肉の詰まっているハンコですと毛羽が付きますので、キッチンペーパーなどがお勧めです。

使ってみる

ハンコの押し方

押し方は人それぞれですが、比較的押しやすい方法をご紹介します。やり易い方をお試しください。片手押しは真っすぐ押しにくいですが、手軽に押せます。両手は確認することが多いですが、真っすぐ鮮明に押しやすい方法となります。

片手の場合

  1. セットポジションを作ります。右利きの場合、押印する場所は右肩の正面、左利きは左肩の正面で押印できるように捺印マットと押印する紙を置いてください。
  2. ハンコを持ちます。人差し指をアタリに掛け、ハンコの先端を親指と中指で固定します。ハンコの天を人差し指の第3関節か、第2、第3関節の間の柔らかい部分で固定します。窮屈な場合は、アタリに掛けた人差し指を印面方向にずらして調整してください。
  3. 朱肉に対して印面を水平に保ち、軽くポンポンと2回から3回と朱肉を付けてください。この時、印面が朱肉に触れる程度の力加減で十分です。グイっと押し付けると朱肉油が余分に付着し、鮮明な捺印が難しくなります。
  4. 手首を返し印面の方向を確認して、手首を戻します。この時、腕や手首の角度ズレると印影が曲がってしまいますので注意が必要です。難しく感じたり窮屈に感じる場合は、両手押しがおすすめです。
  5. 印面を水平を保ちつつ紙に置きます。押すのではなく、まずは置くイメージです。
  6. 手とハンコの自重を使い、気持ち上下、左右、「の」の字を書くようにハンコを揺らして朱肉を紙に移します。
  7. 垂直にハンコを抜き、押印完了です。

両手の場合

  1. セットポジションを作ります。押印する場所は真正面。体の真ん中に位置するように捺印マットと押印する紙を置いてください。
  2. ハンコを持ちます。右利きの場合、右手の人差し指をハンコのアタリ付近、中指を印面付近で指を掛け、反対側に親指を掛けて固定します。
  3. 朱肉に対して印面を水平に保ち、軽くポンポンと2回から3回と朱肉を付けてください。この時、印面が朱肉に触れる程度の力加減で十分です。グイっと押し付けると朱肉油が余分に付着し、鮮明な捺印が難しくなります。
  4. 手首を手前に返し印面の方向を確認して、手首を戻します。
  5. 印面を水平を保ちつつ紙に置きます。押すのではなく、まずは置くイメージです。
  6. 右手でハンコを固定し、左手の手首に近い手の平をハンコの天に置きます。
  7. 左手とハンコの自重を使い、気持ち上下、左右、「の」の字を書くようにハンコを揺らして朱肉を紙に移します。
  8. 垂直にハンコを抜き、押印完了です。

押し終わった後の手入れ

ふき取り紙を机の上に置き、押し終わったハンコをふき取り紙に何度か押して余分な朱肉を落とします。ある程度落ちたら、ふき取り紙を半分に折り、手に持って印鑑の枠から彫刻文字に掛けて軽くぬぐう程度に拭いてください。力を込めると印面が破損しますのでご注意ください。拭き終えたら印鑑ケース、または保管している袋などに戻してください。

手入れする

定期的なメンテナンス

ハンコには定期的なメンテナンスが必要です。毎日使う場合でも、たまに使う場合でも定期的に印面のゴミ取りやハンコ本体を軽く拭いてあげるなどメンテナンスを行うことでハンコは長持ちします。
チタン製のハンコについては中性洗剤などで印面もハンコ本体も同時に洗うことができます。洗浄の際には柔らかいブラシで印面を軽く払ってあげるとよりきれいになります。 

ハンコの健康診断

印面を触るのに不安を感じたり、メンテナンスがちょっとめんどくさいなと感じるようでしたら、弊社のクリーニングサポートをご利用ください。印鑑をデザインするSirusiで購入いただいたハンコを弊社に送っていただくことで清掃を行い、ハンコの状態を確認させていただきます。ハンコの健康診断として、定期的にご利用ください。

保障について

印面10年保証/印面15年保証

一部を除き、印鑑をデザインするSirusiで購入した朱肉を付けるタイプのハンコは印面保証書が付属します。この保証は10年間、ハンコの枠欠けや彫刻文字の破損など印面にトラブルが発生した際に、再彫刻修理を行うサービスとなります。初回修理は無料で、2回目以降は有料となります。料金は材質によってことなりますので、詳しくは詳細ページをご確認ください。

実印登録サポート

個人用実印、法人用実印をご購入いただき、印鑑登録ができなかった場合、速やかなサポートをさせていただきます。実印が登録される機関の登録要件を満たしていたのにも関わらず登録できなかった場合、新しく要件を満たした印鑑をお送りいたします。登録できなかった際に、登録出来なかった理由、登録を申し出た役所名、窓口担当者名、役所の連絡先を弊社までご連絡ください。弊社より登録可能な要件を確認させていただきます。また、彫刻文字のご入力文字の間違い、デザイン作成段階での弊社がサポート不可をお知らせしている場合、印グラフィーシリーズをご購入の場合、ご購入から30日以上経過している場合、その他お客様による理由の場合は対象外となりますのでご注意ください。

印鑑を長く使うためのアイテム