印鑑をきれいに押すためには、「押し方」や「印鑑そのもの」に意識が向きがちです。
しかし、実際の捺印では、朱肉の状態が印影の安定性に大きく影響します。
印影がにじむ・かすれるといった印影のトラブルは、押し方だけでなく朱肉の性質に原因があることも少なくありません。
つまり、どれだけ丁寧に押しても、朱肉が合っていなければ理想の印影は得られないのです。

朱肉の性質が悪いとどうなるか
朱肉の性能が低いと、印面との接触や顔料の分布が安定せず、次の現象が起こります。

- 朱肉が均一につきにくい
印面に付く油分・水分量が不均一なため、押す場所によってムラが出やすいです。 - 水分・油分が多く、つきすぎる
印面に朱肉が過剰に付着し、押す際に朱肉が流れてにじみや輪郭の不安定を招きます。 - 押すたびに仕上がりが変わりやすい
油分・水分の揮発や紙との相互作用により、印面との密着度が毎回異なるため、同じ押し方でも印影の濃さや輪郭が一定にならないのです…。
100円ショップなどで販売されている簡易朱肉や印鑑ケース付属の朱肉は、携帯性やコストを優先するため、こうした傾向が出やすくなります。
また、盤面がフラットなスポンジ状の朱肉は、水分や油分の影響で朱肉が過剰につき、にじみやムラが出やすい場合があります。
必ずしも「使えない」わけではありませんが、油分・水分のバランスが不適切な朱肉は、押し方を工夫しても印影のにじみや濃淡のばらつきを完全に防ぐことはできません。
性質の良い朱肉だとどう変わるか
性質の良い朱肉を使うと、印影は次のように改善されます。

- 均一に朱肉がつき、にじみやかすれが少ない
- 押すたびに仕上がりが安定する
顔料の粒子が均一で油分・水分バランスが適切なため、印面に均等に広がり、毎回同じ輪郭・濃さを再現できます。 - 輪郭がくっきりし、印面全体に色が乗る
朱肉の密着性が高く、紙質や印面の微細な凹凸にもしっかり馴染むため、輪郭がくっきりします。
Sirusiのおすすめアイテム
Sirusiでは、印影の安定性を重視し、日光印製やシャチハタ製など、捺印性の高い朱肉を厳選。印鑑や用途に応じて最適な朱肉を選べるようにしています。
💡押し方よりまず朱肉
押し方の工夫はもちろん有効ですが、まず朱肉の状態を整えることが、安定した印影への近道です。
朱肉を見直すだけで、同じ印鑑でも印影の印象は大きく変わります。
印影がにじむ、かすれると感じたら、まず朱肉の状態を確認し、適切な朱肉を選ぶことをおすすめします。













